運営スタッフが行く!足立区体験レポート vol.9【字遊落語会】

こんにちは!あだちる運営スタッフ②※です。 ※今回の体験レポートは新メンバーが担当しています!
今回は2025年12月17日に行われた『字遊落語会』のレポートをお送りします。
こちらのイベントは、あだちるでもお馴染みのイラストレーター、勝倉大和さんの初の画集『字遊落語絵図録』刊行を記念して行われたものです。

字遊落語会ー『字遊落語絵図録』刊行記念

今回は特別な二席構成。
まずは 『字遊落語絵図録』に収録された落語を一席
絵になった物語を、今度は耳で味わう逆転体験。

お次は、これから描く主題となる落語を一席
勝倉は本会で取材をし、後日、絵に描き上げます。
「字遊落語絵図」新作の「誕生前夜」をご体感ください。

最後には、『字遊落語絵図録』の制作の舞台裏を、立川寸志、勝倉大和、そして本書企画者で編集者の本屋しゃんの3人で語り合います。


※イベントプレスリリースより一部抜粋



落語とイラストを同時に楽しめる本イベント。
一体どんなイベントだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
クリスマス直前の落語会
会場は竹ノ塚駅から徒歩12分ほどの『ブックカフェ ハレキタザワ』。昼間はカフェとして営業し、時折希望者に貸し出してイベントを行っています。日が落ちた後も天候は寒すぎず、歩くのに丁度よい気温でした。
元はレストランだったという『ブックカフェ ハレキタザワ』は、外観・内装ともにお洒落で落ち着きのある心地よい空間でした。


会場に入ってすぐのカウンターやピアノの上には、勝倉さんがこれまでに制作した落語絵の原画が展示されていました。文字の立体感も相まって、存在感が抜群です。


開演時間になる頃には、会場はお客さんでいっぱいになっていました。

【一席目】絵になった落語を、耳で味わう
本屋しゃんの挨拶でイベントが開幕。出囃子とともに、立川寸志さんが高座に上がります。
一席目は『死神』。以前勝倉さんが落語絵を制作し、画集『字遊落語絵図録』に収録されている演目です。

死神(しにがみ)

金を借りられなかった主人公は、女房に「豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえ」となじられ家を出た。思い付きで本当に豆腐の角を頭にぶつけた後、薄汚い老人を見つける。老人は自身を死神と名乗り、主人公に「お前は死神が見えるようになった。医者になって一儲けしろ」と、ある呪文を教える。



噺は寸志さんの自己紹介から始まりました。つい先ほどまで『遅れてきた落語少年』の話だったのに、いつの間にか江戸時代に入り込んでいます。
登場人物たち、特に病人の顔を覗き込む死神が実際に見えるようでした。しぐさや台詞で笑いを誘う部分が多いのですが、怖いところはしっかり怖い。クライマックスは固唾を飲んで見入りました。
【トーク】文字で遊ぶ
お次は本屋しゃん、勝倉さん、寸志さんの三人によるトーク。この度刊行された画集『字遊落語絵図録』や、勝倉さんが文字絵を描くようになったきっかけなどについて語ります。

寸志さんがお二人に質問し、気になった点をどんどん深掘りしていきます。
寸志さんの『死神』とイラスト『死神』の相違点や、画集『字遊落語絵図録』に英文が収録されている理由など、聞きごたえが抜群でした。

勝倉さんの回答で盛り上がる場面も。
個人的には、勝倉さんが喫茶店で出会った外国の方とのエピソードと、本屋しゃんが勝倉さんに初めて依頼した理由のエピソードが興味深かったです。勝倉さんが落語絵に行きついたのはある意味必然だったのですね。
【二席目】これから絵になる落語
10分間の仲入り(休憩)を挟み、二席目は『棒鱈』。勝倉さんが次回の落語絵に仕立てる物語です。

棒鱈(ぼうだら)

座敷で飲んだくれている、ぱっとしない江戸っ子二人組。ふすまで隔てられた隣の座敷では、薩摩の侍が豪勢に遊んでいた。主人公は侍の独特な言葉遣いを茶化し続け、しまいには侍の顔を見に行くが……。



視点が二つの座敷を行き来しながら、軽快に話が進みます。こちらが突っ込みたいところで、登場人物がきちんと突っ込んでくれるのが小気味いい。
噺の間、勝倉さんは真剣な表情でスケッチをしていました。



締めの挨拶のとき、勝倉さんがスケッチ片手に、作品の構想を語ってくださいました。
そして『字遊落語会』第二回の開催が決定!
三人が次回の構成について笑顔で語り、明るい雰囲気で幕を閉じました。
終わりに
いかがでしたか?
当イベントの楽しさが少しでも伝わっていれば幸いです。

筆者は今回が落語初体験でした。登場人物が判別できるか心配だったのですが、物語がするっと頭の中に入り、終始楽しく聞けました。
次回の『字遊落語会』が楽しみです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

[ テキスト/写真 ]

あだちる運営スタッフ